6人つきの様子 代田八幡神社 餅つき唄を歌う

<無形民俗文化財情報>

<名称>代田もちつき(だいたもちつき)

<種別及び指定日>世田谷区指定無形民俗文化財(指定日1973年月日)

<所有者・管理者>三土代会(みとしろかい)

<問合せ先> 代田八幡神社 TEL 03-3414-5180

   

<公開情報>

<公開日>毎年1月第3日曜日

<公開地> 東京都世田谷区代田3丁目、代田八幡神社(だいたはちまんじんじゃ)の境内

<公開時間> 午後1時頃から神事、午後1時30分頃から餅つきを開始し午後3時ごろ終了

<交 通>小田急線・世田谷代田駅、徒歩2分/環状7号線外回り沿いの代田3丁目にある

<駐車場>代田八幡神社の無料駐車場(10台程度)がある

<食 事>弁当持参が良策、搗かれたもちが「あんこもち」にして無料で配られる

<温 泉>調査中

<宿 泊>調査中



<代田のもちつきの内容説明>

 
天保年間(1830〜1843)頃より始まったといわれる餅つきである。餅は農家の保存食であり、農閑期にどの農家も餅を搗いた。

しかし、その量が半端じゃない。農家1戸当たりに搗く餅の重量は、400〜600Kgもあり100〜160臼も搗くのである。

とうてい1日で搗けるわけはなく、数日かかって餅を搗いた。餅つきは人々の心を楽しくする農家の1つの娯楽ではあるが、反面見た目

以上に重労働である。

それゆえに、限られた時間内に大量の餅を搗くことは出来ないものかといろいろ考えられた。1戸ごとに独立して搗くのではなく、田植え

などに見られるように、みんなで協力しあって餅を搗くことがなされた。

代田地区では、代田本村の吉沢純次郎、吉田三五郎、真淵鍋吉、谷亀滝蔵等によって、従来の4人で餅を搗く方法から6人、8人搗き

の、他では類をみない搗き方に改良がなされた。

餅の搗き方は、代田独特のものがある。臼に入れられた蒸された米は、すぐに杵で搗くのではなく、飛び散らないように、まず杵でこね

るが、この「こねどり」の際に代田の「餅搗唄」が歌われる。

以下に「餅搗唄」を記す。

1臼目に唄われる「餅搗唄」

♪ 目出度ナーエ 目出度目出度の若松様よ 庭にゃヨー 庭にゃ鶴亀 それさ五葉の松

     松のナーエ 松の下にはお爺とお婆

       お爺ナーエ お爺百までお婆九十九まで

         ともにナーエ ともに白髪のソレサはえるまで ♪

その他の「餅搗唄」

♪ 本町ナーエ 本町二丁目の糸屋の娘
  
     姉はヨーエ 姉は二十一 妹は二十

        姉にゃヨーエ 姉にゃ少しも望みはないが

           妹ヨーエ 妹ほしさに御了願かけて

               伊勢ナーエ 伊勢へ七度 熊野へ三度 
 
                   芝のナーエ 芝の愛宕へ ソレサ月参り よいよいよい ♪

♪ この家ナーエ この家々方は目出度い家方

      奥じゃヨーエ 奥じゃ三味ひく 中の間じゃ踊る

           お台ナーエ お台所じゃおかちんねりを

               これはナーエ これは来春 ソレサ神そなえ 神にそなえて千両箱積んで

                   千両箱ナーエ 千両箱には大黒恵比寿

                        恵比寿ナーエ 恵比寿大黒 ソレサ福の神 ♪

♪ 花のナーエ 花の吉原 将碁の駒よ 金銀飛車角桂馬の高飛

      京車ナーエ 京車なければ ソレサ歩が立たぬ ♪

♪ 搗けどナーエ 搗けど白まぬ この米所

      美濃かナーエ 美濃か尾張か奥仙台か 但しや御蔵の下積米か

           今じゃナーエ 今じゃ世に出て ソレサ餅となる ♪

♪ お爺ナーエ お爺お婆が聟とる話

      娘ナーエ 娘それ聞いて 行燈の陰で 帯にやよエ 帯にみぢかし 襷にゃ流し

           可愛ヨーエ 可愛あの子の ソレサ附紐に ♪

最後の臼のときに唄われる「餅搗唄」

♪ これがナーエ これがこの家の納めの臼よ

      臼もナーエ 臼もだいすもせいろも杵も

          それにナーエ それに続いて皆さんもご苦労

               御縁ナーエ 御縁あるならまた来年も

                    あすはナーエ あすはどちらでお搗きなさるか ♪

毎年、代田八幡神社の境内で30Kg、8臼の餅が搗かれる。最初の臼の『こねどり』は6人で行われ、「目出度ナーエ 目出度目出度の

若松様よ・・・・・」の唄が続いている間中行われる。唄い終わると「よくねれた」の合いの手で『こねどり』は終る。すぐに6人(8人)の本搗

きに移る。これは3分もかからない。あっと言う間に終ってしまう。

最後が大杵を使っての仕上げつきだ。「ドスン、ドスン」と地響きをあげて1人で豪快に搗かれる。1臼にかかる時間は8分程度か。

搗れた餅はすぐに「あん餅」にして参観者に配られる。よく練れたおいしい餅である。

4、5臼目は、子供たちの餅つきである。昨今では、ほとんどの家が餅を搗くことはなくなった。子供たちにとっては一生の体験になるの

かも知れない。

                                                       

<NIA取材記>

   代田八幡神社は環状7号線沿いにある神社である。11時ごろ到着したが、まだ関係者だけしか集まっていなかった。

12時を過ぎる頃より次第に参観者が集まりだし、午後1時ごろになると100人ほどの参観者が臼の周りを取り巻き、餅つきの始まり

をいまや遅しと待っている。

♪ 目出度ナーエ 目出度目出度の若松様よ ♪ の「餅つき唄」が声高らかに、独特の節回しで唄われ、餅つきが始まった。

ここの餅つきは6人搗きを基本にし、8人搗きも時折やるといった感じであるが、やはり8人搗きは呼吸が合わないと難しい様子であっ

た。大勢で搗くこともあってか、1臼はあっという間に搗きあがる。

中程で子供たちの餅つき体験が2臼分行われるが、たくさんの子供たちが参加した。貴重な体験となるであろう。

最後の臼は、会長を含めた4人の唄い手によって「餅つき唄」が唄われた。

♪ これがナーエ これがこの家の納めの臼よ

      臼もナーエ 臼もだいすもせいろも杵も

          それにナーエ それに続いて皆さんもご苦労

               御縁ナーエ 御縁あるならまた来年も

                    あすはナーエ あすはどちらでお搗きなさるか ♪


来年も行きたいところであるが、取材を待っておられる保存団体も多いのでそうもいかぬ。三土代会のご発展を祈る。

                                                               
2008年3月16日 理事長 

あんこもちを食べる 子供もちつき せいろで蒸される
〒216-0003 神奈川県川崎市宮前区有馬 6-8-14  第1すみれハイツ201  TEL&FAX 044-853-3839
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取材日:2008年1月20日

動画は Windows Media Player でご覧いただけます

動画と音声は、自動的にスタートしますが、容量が大きいので30秒程の

時間が必要です。先に下の文化財内容説明をご覧ください。

公開日時は、変更になることがありますので

事前に確認されてお出かけ下さい。