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取材日:2005年7月3日9月11日
雨坪の扇踊 これが「ささら」です 関本の手拭踊1

<無形民俗文化財情報>

<名称>足柄ささら踊り

<種別及び指定日> 国選択無形民俗文化財(選択日1975年12月8日)

            神奈川県指定無形民俗文化財(指定日1976年10月19日)

<所有者・管理者> 足柄ささら踊保存会

<問合せ先> 南足柄市役所商工観光課 TEL0465-74-2111 

出版物>調査中    

   

<公開情報その1>

<公開日>7月第1日曜、「夕日の滝びらき」のとき公開、午前11時ごろ、雨天中止

<公開地>神奈川県南足柄市矢倉沢地蔵堂、夕日の滝

<交  通>伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅よりバス地蔵堂終点下車、徒歩15分

<車の場合>東名高速「大井松田IC」より足柄大橋を渡り、夕日の滝、地蔵堂方面へ


<駐車場>夕日の滝の駐車場に15台ほど、下のほうにも十数台可能

<食  事>山の中です。出店はあるが弁当持参が良策である


<温  泉>調査中

<宿  泊>調査中


<公開情報その2>

<公開日> 9月第2日曜、「足柄峠笛まつり」のとき公開、午後3時ごろ、雨天中止

<公開地>神奈川県南足柄市足柄峠、足柄峠広場屋外ステージ

<交  通>伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅よりバス地蔵堂終点で万葉公園行きバスに乗り換え万葉公園で下車、徒歩5分


<車の場合>東名高速「大井松田IC」より足柄大橋を渡り地蔵堂方面へ40分

<駐車場>足柄峠広場臨時駐車場に60台ほど駐車可能


<食  事>山の中です。出店はあるが弁当持参が良策である。豚汁、お茶の無料奉仕あり


<温  泉>調査中

<宿  泊>調査中



<足柄ささら踊の内容説明>

 
「足柄ささら踊」は、江戸時代に宿場であった当地で、江戸の小町踊りという少女の「風流踊り」と信州の「七夕踊り」が融合して生まれ

た七夕踊り・小町踊りの系統の風流踊りといわれている。

 江戸時代から明治中期にかけて少女達の盆踊として盛大に行われていたが、明治末期になると後継者不足のため、踊られる事が少

なくなった。

 
しかし、昭和29年ごろから、当時の婦人会の手により、「足柄ささら踊」を伝承していた古老の方々から踊り、歌、楽器の指導を直接

受け、ビンザサラを用いることから「ささら踊」と称し、保存伝承してきた。以前は、少女達によって、境の川を間に踊り比べや即興の歌

比べなどの掛踊の習俗もあったが、現在は保存会で各地の踊を伝承している。

 
「足柄ささら踊」の衣装は、江戸期は村持ちの揃いの衣裳であったとの記録があり、現在も揃いの浴衣にたすきがけをする。

浴衣の絵柄は、「中沼の太鼓踊」の2番目の歌詞「踊り衣装は袖には牡丹、裾には真鯉の滝登り ヤレ 滝のぼり」に合わせられていま

す。

踊り手は、扇二本、手拭い、ささら、小念仏太鼓を持って踊り、歌い手は、ささら、小締め太鼓、摺鉦にあわせて歌う。

「ささら」とは、竹を長さ20〜25cm、幅15cm程の短冊状に切りそろえ、25枚をつづり合わせた手づくりの楽器です。

以下の7種の歌と踊りが公演される。

1:広町の扇踊(全員2枚の扇で踊る) ♪歌をたのみます歌上げ様よ 声を高くとたのみます ヤレ たのみます・・・・・・・

2:関本の手拭踊(全員1枚の手ぬぐいで踊る) ♪梅も八重咲く桜も八重よ なぜか朝顔一重咲く ヤレ 一重咲く・・・・・・・

3:雨坪の扇踊(全員2枚の扇で踊る) ♪笠を手にもち紅葉山越せば 笠にもみじが散りかかる ヤレ 散りかかる・・・・・・・・

4:関本の甚句踊(全員2枚の扇で踊る) ♪踊り見たけりゃ関本においで スットコドッコイ ヤット ヤット ・・・・・・・

5:中沼の太鼓踊(全員小念仏太鼓を打ちながら踊る) ♪花は千咲くなる実はひとつ 早く無駄花散らしたい ヤレ 散らしたい・・・・

6:飯沢の扇踊(全員2枚の扇で踊る) ♪扇踊りを踊るとせ ソレ 扇を買いに伊勢原へ お伊勢原の扇やじゃ ヤレ 扇切れたとせ・・

7:福泉の丸々踊(一人おきに小念仏太鼓とささらをもって円形になって踊る) ♪ソレ まるまる踊れまる広踊れ ソレ ・・・・・・
 
                                                  
(足柄ささら踊保存会提供資料転記)



<NIA取材記>

「足柄ささら踊」は、2005年7月3日「夕日の滝びらき」の時及び2005年9月11日「足柄峠笛まつり」時の2回撮影しました。

「足柄ささら踊」は、少女達の盆踊りですが、後継者の問題だろうと思いますが、昔し少女だった方々が踊られているのを見て、少し

残念に思いました。しかし、「足柄ささら踊保存会」35名の皆様の再興50周年の努力に対し敬意を表します。数回の公演だけではな

く小学児童ヘ演技指導をされたり、高校へも非常勤講師として授業をされる等、教育的文化的な活動もされておられます。


「足柄ささら踊」は、「夕日の滝びらき」や「足柄峠笛まつり」のとき、他のイベントと同時に公開されます。

「夕日の滝びらき」の時は、金太郎が産湯をつかったといわれる夕日の滝の滝開き行事が4名の山伏の先導で行われます。

ボウーボウーウーのほら貝の音。般若経があたりにこだます中、バチバチと燃えさかる杉の若葉・・・・・・・

その後、滝のすぐ下流で400匹のマスのつかみ取り大会があります。誰でも無料で参加できます。「足柄峠笛まつり」は、新羅三郎

義光が笙の笛の秘曲を伝えた故事にちなんで足柄峠で雅楽の演奏が行われるものです。

この時「内山剣舞踊り」「足柄ばやし」「足柄ささら踊」も公開されます。

足柄峠からの景色は、「かながわ景勝50選」の1つで、ここから富士山のすそ野まで見渡せる展望は素晴らしいです。


                                                             理事長
中沼の太鼓踊 関本の手拭踊2 広町の扇踊
    
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