資料更新日 岩手県の指定・選択無形民俗文化財総数(指定・選択の重複あり) 調査中
国指定重要無形民俗文化財 7件 (資料更新日2009年4月17日)
001 早池峰神楽(民俗芸能)岳神楽
早池峰神楽は岳(たけ)と大償(おおつぐない)の2つの神楽座の総称である。早池峰岳神楽は、花巻市大迫町内川目岳地区に伝えられている神楽で、初源は南北朝時代にまで遡るものと考えられ、500年以上の伝統をもつ古い神楽であり修験山伏が行った祈祷の舞が神楽となったともいわれているが、資料が現存しないため由来は定かではない。岳神楽が伝承されている岳地区は最も早池峰山の近くに位置する。岳には早池峰の神を奉る早池峰神社があり、岳神楽はその奉納神楽である。舞は、以下の種類がある。式舞⇒神楽を奉ずるとき最初に必ず舞う6曲の舞、神舞⇒神々の舞で、神話を内容としている舞、荒舞⇒非常に荒々しい舞で、動きが速く、体のさばきの激しいのが特徴、座舞⇒物語の組み立てに合わせた舞、狂言⇒台詞は決まっているものの、それにこだわらずアドリブを入れたり、舞手と観客たちがやりとりする、権現舞⇒神楽の最後に必ず舞われ、あらゆる災いを退散、調伏させ、人々の安泰を祈祷する舞
1月3日
早池峰神社(岩手県花巻市大迫町内川目)、岳神楽舞初め
7月31日
早池峰神社(岩手県花巻市大迫町内川目)の例大祭宵宮
夏越祭・神事17:00〜
奉納神楽(岳神楽)18:00〜
奉納神楽(大償神楽)21:00〜23:00
8月1日
早池峰神社(岩手県花巻市大迫町内川目)の例大祭本宮
神事10:00〜
みこし行列11:00〜
奉納神楽13:00〜16:00
12月17日
早池峰神社(岩手県花巻市大迫町内川目)、岳神楽舞納め
その他
歳末には民家の座敷を舞台としても行われる
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
花巻市商工観光部観光課 TEL:0198-24-2111 
早池峰神楽(民俗芸能)大償神楽
早池峰神楽は大償(おおつぐない)と岳(たけ)の2つの神楽座の総称である。大償に早池峰山の修験先達をつとめた山陰家から伝えられたという。長享2年(1488年)の神楽伝授書があることから、その時代にはすでに神楽が存在していたことになる。大償神楽の伝承されている大償地区は、岳より12kmほど下流に位置し大償神楽は地区内にある大償神社の奉納神楽である。早池峰開山の祖といわれる田中兵部が建立した田中明神の神主より大償の別当家へ伝えられたものといわれている。岳神楽と大償神楽は、舞の種類に多少の違いがあるものの、筋運びはほとんど同じであるが、舞で使用される山の神の面が、大償神楽では「阿(あ)」、岳神楽は「吽(うん)」の形をとっていることから、両神楽が「阿吽(あ・うん)」で対を成しているといわれている。
1月2日、大償神楽舞初め
神楽の館(岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2)
4月下旬、大償神楽春の舞
神楽の館(岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2)
9月中旬、大償神社例大祭
神楽の館(岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2)
12月第3日曜日、大償神楽舞納め
神楽の館(岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2)
その他
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
花巻市商工観光部観光課 TEL:0198-24-2111
002 毛越寺の延年(民俗芸能)
法会の後に催される歌舞を総称して「延年」と言いう。毛越寺に伝承する「延年の舞」は、慈覚大師の開山以来連綿として行われてきた天台宗の常行三昧の修法とあわせて、国の重要無形民俗文化財に指定されている。一月の岩手は雪が多く、雪一面の毛越寺境内の常行堂で、毎年1月20日に摩多羅神の祭礼(二十日夜祭)が行われる。これは、平泉駅前に集合した厄年の老若男女が、雪の夜道を松明を先頭に常行堂まで行進し、仏前に大根や白菜などの野菜をささげる献膳行事である。赤いねじり鉢巻をした裸の若者の勇姿は、春の訪れを感ぜざるをえない。
毎年1月20日
(場所)毛越寺の常行堂(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
毎年5月(春の藤原まつり)
(場所)毛越寺延年舞台(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
毎年6月(あやめ祭)

(場所)毛越寺延年舞台(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
毎年9月(萩まつり)
(場所)毛越寺延年舞台(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
毎年11月(秋の藤原まつり)
(場所)毛越寺延年舞台(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)

<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
毛越寺事務局  電話 0191-46-2331
003 永井の大念仏剣舞(民俗芸能)
東北地方の岩手・宮城県には、けんばい(剣舞)と呼ばれる踊りが伝えられ、その芸態によって、鬼剣舞・雛子剣舞・念仏剣舞・大念仏などと呼ばれている。
盛岡市永井に伝承されているものは、供養念仏の一種である大念仏剣舞である。踊りは回向踊りで、音頭は「南無阿弥陀仏」を基本にした念仏歌である。庭元は永井の高畔家で寛政のころ祖先が紫波町から養子に来るときこの踊りを持ってきて、代々伝承されてきたといわれている。歩き太鼓で練り込み、門口で庭讃めの回向をしたあと、「庭まき」で順まわりの輪になり、「入羽」「中羽」「引羽」と踊り、次いで「笠振り」「廻り胴」「礼踊」の芸能次第で進行する。持ち物を異にする踊り子が、同時にしかも一緒に踊るのが特色で、中でも大笠を頭上にのせて踊る「笠振」は圧巻である。
8月10日ごろ
(場所)高畔家の庭( 岩手県盛岡市永井)
その他

<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
永井大念仏剣舞保存会 TEL:019-638-2
451

最新の公開情報が分かりません。ご存知の方は公開日時・場所・住所をメールでお知らせ下さい。ご協力をお願いします。
004 山屋の田植踊(民俗芸能)
豊作祈願の行事は、小正月を中心として行なわれ、全国各地でさまざまに伝承されてきている。東北地方一帯では予祝行事として田植踊が広く行われる。山屋の田植踊は、内庭・土間で踊る「庭田植え」とは異なり、早乙女の笠ふりと間をつなぐ仲踊が中心となり座敷で踊る「座敷田植え」である。前口上から始まり「三番叟」、女装青年と道化男一八とが鍬を手にして踊る「苗代こせァ」、翁・狐・一八の3人で演じられる「五穀くだしと種まき」、子供たちの踊る「仲踊」、女装青年の踊る「早乙女」、若旦那が作り馬に乗って田植えの成果を見回る「御検分」、さなぶりの準備作業を順におどるもみすり・ぬかはなし・米つきなどの「さなぶり支度」、仕事着を洗う様を踊る「しろあらい」、秋の刈り入れの踊りである「稲刈」と一年の稲作過程を歌と踊りで順々に演じる。さらに、囃子舞などの余興もあり、一八と胴前、あるいは一八の妊娠中の妻との滑稽な問答もあって、進行に興が添えられる。
毎年、旧暦1月15日
13:00頃〜
紫波町・山屋地区集落センター、
併設:野村胡堂・あらえびす記念館
(紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)

<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
紫波町教育委員会 TEL:019-672-3362
005 吉浜のスネカ(風俗慣習)
大船渡市吉浜地区に伝わる来訪神の行事の奇習。鬼のような面をかぶり、わらみのをまとったスネカたちが「泣く子はいねが」と大声を張り上げて地域を巡り歩く。始まりは、江戸時代とも言われているが定かでない。スネカとは、囲炉裏のそばで怠けている者の脛にできる火班を剥ぐスネカワタグリに由来するといわれている。衣装は秋田のナマハゲと似た格好だが、イヌのような鬼のようなといった独特の顔をしている。昔は桜の皮などで作ったらしい。衣装には地元特産のアワビの殻が付いており、歩く度に『ガラガラ、ガラガラ』と音を立てる。これがスネカの訪問の合図となり、子供たちの恐怖心をあおる。スネカは里に春を告げ、五穀豊穣や豊漁をもたらすとも考えられている。
毎年1月15日の夜
吉浜地区内の家々を訪れる(岩手県大船渡市三陸町吉浜)
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
大船渡市教育委員会生涯学習課 TEL:0192-27-
3111
006 鬼剣舞(民俗芸能)
北上市の周辺に伝わる「鬼剣舞」は正式には「念仏剣舞」である。仏の化身である忿怒の形相の鬼面をつけ踊るところから「鬼剣舞」と呼ばれている。修験の祖・役小角が念仏を広めるために、念仏を唱えながら踊ったのが始まりという
この踊りの歩行方法に、「反閇」がある。これは陰陽道で用いられる呪術的歩行のひとつで、「大地を踏み悪魔を踏み鎮め、場の気を整えて清浄にする目的で行われる。とくに、念仏によって御霊や怨霊を往生させて災厄を防ぐ浄土教の信仰的要素が顕著である。踊りの演目は多くて18種目、一般的には12種目が踊られ、踊りの多くは、引き念仏、早念仏、せんや念仏を唱えての輪踊りである。三人加護のように祈祷性の強まった踊りや、刀剣舞の狂い踊りのように武技を思わせるもの、膳舞、宙返りのように曲芸の要素も入った踊りもある。
8月16日
泉徳寺(岩手県北上市和賀町岩崎12-156) 
で行なわれる盆供養

以上、岩崎鬼剣舞
4月26日ごろ、さくら祭り
8月、盆の精霊供養
9月、八坂神社例祭
9月、古墳祭り
以上、滑田鬼剣舞
北上市の各集落には、合わせて14の鬼剣舞団体があり岩崎鬼剣舞はその元祖と言われていて、
岩崎鬼剣舞と滑田鬼剣舞が国指定重要無形民俗文化財に指定されている
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
北上市教育委員会 文化財課  TEL:0197-65-0098

MAIL bunkazai@city.kitakami.iwate.jp


007 黒森神楽(民俗芸能)
文治4年(1188)4月、源義経は影武者の杉目行信を残してひそかに平泉を脱出して、黒森山で三年三ヶ月にわたり「大般若経」を書写し祈願したとの伝説が残っている。「黒森」は「九郎森」から転じた名である。この黒森山の中腹にある黒森神社の神霊を移した権現様と呼ばれる獅子頭をいただいて、黒森神社祭礼や、1月から3月にかけて黒森神社を基点として、北は久慈市まで(北廻り)、南は釜石市まで(南廻り)を、一年おきに陸中沿岸を巡行し、地域の家々を訪れ、太鼓と笛、手平鉦の伴奏によって、門口などで家内安全や豊作・豊漁、厄払い、供養などさまざまな願いに応じて舞い、夜には地区の民家の座敷などで、儀式的な演目や筋のある演劇的な演目などを演じる神楽である。この神楽は、古くは地元の修験・山伏の先導によって、黒森神社の別当が主催したものであるので、神楽の儀礼の中に修験色を色濃く遺している。
7月第3日曜日
黒森神社(岩手県宮古市山口)祭礼
1月から3月にかけて
陸中沿岸を巡行する
その他

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黒森神楽保存会 TEL:0193-64-
2755


国選択重要無形民俗文化財 20件 (資料更新日2009年4月21日)
001 チャグチャグ馬コ(風俗慣習)
岩手県は遠く奈良時代から、はじめは軍馬として、やがて農耕馬や物資運搬の駄賃付けとしての馬産地として有名であった。馬耕の技術が入ってきた寛政(1789年ごろ)から、南部領の農民は、平均して田畑五反歩につき1頭の馬を飼うのがしきたりで、土間をへだてて家族の居間と馬屋が続き、人馬が寝起きをともにするという、L字型の構造の「南部曲り家」が生まれた。蒼前神社の縁日は、旧暦の端午の節句(5月5日)であるが、この時期は、水田の田打ちに続く代かきで馬が極度に疲れるころであり、馬を連れて蒼前神社で無病息災を祈るとともに、人馬そろって「さなぶり」を楽しむという風俗が生まれた。このように愛馬精神から自然に生まれたのが、端午の節句には馬を連れて蒼前神社にお参りをするという慣習で、約百頭(3千頭の時代もあった)の馬が色とりどりに華やかに着飾り、鈴の音を響かせながら15Kmの道のりを行進する。
毎年6月第2土曜日
鬼越蒼前神社(岩手県岩手郡滝沢村鵜飼外久保)からの盛岡八幡宮(岩手県盛岡市八幡町13−1)まで15Kmの道のりを約4時間半かけて行進
9:30頃 蒼前神社からチャグチャグ馬コ行進開始
14:00頃 盛岡八幡宮着
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
滝沢村役場経済産業部商工観光課 TEL:019-684-2111
002 永井の大念仏(民俗芸能)
東北地方の岩手・宮城県には、けんばい(剣舞)と呼ばれる踊りが伝えられ、その芸態によって、鬼剣舞・雛子剣舞・念仏剣舞・大念仏などと呼ばれている。盛岡市永井に伝承されているものは、供養念仏の一種である大念仏剣舞である。踊りは回向踊りで、音頭は「南無阿弥陀仏」を基本にした念仏歌である。庭元は永井の高畔家で寛政のころ祖先が紫波町から養子に来るときこの踊りを持ってきて、代々伝承されてきたといわれている。歩き太鼓で練り込み、門口で庭讃めの回向をしたあと、「庭まき」で順まわりの輪になり、「入羽」「中羽」「引羽」と踊り、次いで「笠振り」「廻り胴」「礼踊」の芸能次第で進行する。持ち物を異にする踊り子が、同時にしかも一緒に踊るのが特色で、中でも大笠を頭上にのせて踊る「笠振」は圧巻である。
8月10日ごろ
(場所)高畔家の庭( 岩手県盛岡市永井)
その他
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
永井大念仏剣舞保存会 TEL:019-638-2
451
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003 円万寺神楽(民俗芸能)
円万寺神楽は、花巻市膝立字観音山地区に伝承される山伏神楽で、もと同地の円万寺を根拠にした山伏修験者たちが伝えたものであるといわれている。
かつては、収穫後から正月にかけて湯口、花巻地区を巡り、権現舞で悪魔払い・火伏祈祷を行い、夜神楽は民家の座敷を会場としたという。演目は、式六番(「鳥舞」「千歳翁舞」「三番叟」「八幡舞」「山神舞」「岩戸開」)、座外の舞、狂言および権現舞である。同時期に伝わったとされる早池峰神楽とは、式六番の順序は同じであるが、翁舞には翁の前に千歳が登場して舞うところが異なる。また、権現舞では権現さまが「ピーピー」と鳴き、白布・白扇・脇差しを次々と飲み込み、これを吐き出すという曲芸的な余興を演じる。音楽的に非常に優れた穏やかで上品な神楽である。
10月25日
八坂神社例祭
円方寺(岩手県花巻市膝立観音山)
正月および春夏秋冬
鳥谷ヶ崎神社の神楽殿
9月12日頃
山祇神社
19:00頃〜22:00頃。
観音堂
花巻市夏祭り太子堂例祭
花巻市内の神社の例祭に奉納する

<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
花巻市商工観光部観光課 TEL:0198-24-2111
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004 鴨沢神楽(民俗芸能)
鴨沢神楽は権現を舞わすことを主眼とした獅子神楽の代表的な一つ早池峰神楽の系統のものである。
早池峰神楽の大償の野口宝乗院という修験者が、京都の宮神楽の斎部流を取り入れて、大債内斎部流野口家流式という神楽の流派をたてたといわれる。
鴨沢神楽は、明治の初めにこの斎部流野口家流式を晴山神楽とその流れをくむ軽石神楽について学び、1881年に伝授を受けて正式に発足した。
伝承演目には、儀式的な演目、「鳥舞」「翁舞」「三番叟」「四弓」「榊」「岩戸」の式六番、「天女」「機織」などの女舞その他、合計三十六番の神楽があり、それに狂言が十数番、さらに下舞、権現舞とあり、他地域の同種神楽に比べて豊富な内容をもっている。新山神社の祭礼ほかで演じられるとともに、明治五年以来毎年欠かさず権現舞による各家々巡りの火防せの門打ちも行っている。
1月1日
新山神社(岩手県奥州市江刺区稲瀬字山下9)の神楽殿
未明に年頭の奉納舞

3月9日
新山神社(岩手県奥州市江刺区稲瀬字山下9)の神楽殿
神社で奉納した後、門打ちと称して地区内の各家を回る
9月4日
新山神社(岩手県奥州市江刺区稲瀬字山下9)の神楽殿

<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
奥州市教育委員会江刺支所 TEL:0197-35-2111

005 岩手の蘇民祭(風俗慣習)
『備後風土記』の中に次のような蘇民信仰の逸文が残されている。
北海の武搭神(たけあきのかみ)が南海の神の娘をめとろうと旅に出、途中で日が暮れた。そこに将来兄弟二人が住んでいた。兄の蘇民(そみん)将来は大変貧しく、弟の巨旦(こたん)将来は裕福で家や倉を百余りも持っていた。武搭神は弟に一夜の宿を借りようとしたが断られ、やむなく兄の家に泊めてもらった。兄は粟の飯でもてなした。後に武搭神は八人の王子と帰る途中将来の所に寄り「かつての報いをしよう。おまえの子孫がその家にいるか」と問うと、「妻と娘がいる」と答えた。すると「茅の輪」を腰に着けることを命じた。その夜、神は蘇民と蘇民の妻、娘を除いてすべてを滅ぼしてしまった。そして「私は須佐之男命なり、後の世に疫病あらば蘇民将来の子孫といい、腰に茅の輪をつける者は疫を免れるであろう」と申された。・・・
この蘇民信仰により、旧正月を中心に裸の若者が蘇民将来と書かれた護符を奪い合う、蘇民祭の行事が伝えられている。この行事は厳寒積雪の中で行われる裸の夜祭りで、現在県内の8か所において行われているが、断絶したところを含めるとその数は15か所に上るといわれる。
旧暦1月7日
天台宗妙見山黒石寺(岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17)
黒石寺の場合は蘇民将来の護符を奪い合う形態をとっている
夜から翌暁にかけて行われる
裸参り(夏祭り・祈願祭ともいう・午後10時〜)
柴燈木登り(ひたきのぼり)(午後11時半〜)

別当登り(午前2時〜)

鬼子登り(午前4時〜)
蘇民袋争奪戦(午前5時〜)

<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
天台宗妙見山黒石寺 TEL:0197-26-4168

奥州市教育委員会 TEL:0197-24-2111
006 古実式三番(民俗芸能)
中世の寺院では、延年と称する催しが盛んであったが、この催しにはさまざまの芸能が法楽として演じられた。
007 山屋の田植踊(民俗芸能)
豊作祈願の行事は、小正月を中心として行なわれ、全国各地でさまざまに伝承されてきている。東北地方一帯では予祝行事として田植踊が広く行われる。山屋の田植踊は、内庭・土間で踊る「庭田植え」とは異なり、早乙女の笠ふりと間をつなぐ仲踊が中心となり座敷で踊る「座敷田植え」である。前口上から始まり「三番叟」、女装青年と道化男一八とが鍬を手にして踊る「苗代こせァ」、翁・狐・一八の3人で演じられる「五穀くだしと種まき」、子供たちの踊る「仲踊」、女装青年の踊る「早乙女」、若旦那が作り馬に乗って田植えの成果を見回る「御検分」、さなぶりの準備作業を順におどるもみすり・ぬかはなし・米つきなどの「さなぶり支度」、仕事着を洗う様を踊る「しろあらい」、秋の刈り入れの踊りである「稲刈」と一年の稲作過程を歌と踊りで順々に演じる。さらに、囃子舞などの余興もあり、一八と胴前、あるいは一八の妊娠中の妻との滑稽な問答もあって、進行に興が添えられる。
毎年、旧暦1月15日
13:00頃〜
紫波町・山屋地区集落センター、
併設:野村胡堂・あらえびす記念館
(紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)

<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
紫波町教育委員会 TEL:019-672-
3362
008 正月行事(風俗慣習)
009 青笹のしし踊(民俗芸能)
010 川西の念仏剣舞(民俗芸能)
岩手県胆沢郡衣川村に伝承されているもので、東北地方の陸中一帯に伝承されている風流化された供養念仏(踊)の一種で、一般に「けんばい」と呼ばれている。
011 早池峰神楽(民俗芸能)岳神楽
早池峰神楽は岳(たけ)と大償(おおつぐない)の2つの神楽座の総称である。早池峰岳神楽は、花巻市大迫町内川目岳地区に伝えられている神楽で、初源は南北朝時代にまで遡るものと考えられ、500年以上の伝統をもつ古い神楽であり修験山伏が行った祈祷の舞が神楽となったともいわれているが、資料が現存しないため由来は定かではない。岳神楽が伝承されている岳地区は最も早池峰山の近くに位置する。岳には早池峰の神を奉る早池峰神社があり、岳神楽はその奉納神楽である。舞は、以下の種類がある。式舞⇒神楽を奉ずるとき最初に必ず舞う6曲の舞、神舞⇒神々の舞で、神話を内容としている舞、荒舞⇒非常に荒々しい舞で、動きが速く、体のさばきの激しいのが特徴、座舞⇒物語の組み立てに合わせた舞、狂言⇒台詞は決まっているものの、それにこだわらずアドリブを入れたり、舞手と観客たちがやりとりする、権現舞⇒神楽の最後に必ず舞われ、あらゆる災いを退散、調伏させ、人々の安泰を祈祷する舞

稗貫郡大迫町の大償、岳の二地区に伝承される神楽で、もと早池峰山を霊峰として仰いだ山伏修験によって演じられた。
1月3日
早池峰神社(岩手県花巻市大迫町内川目)、岳神楽舞初め
7月31日
早池峰神社(岩手県花巻市大迫町内川目)の例大祭宵宮
夏越祭・神事17:00〜
奉納神楽(岳神楽)18:00〜
奉納神楽(大償神楽)21:00〜23:00
8月1日
早池峰神社(岩手県花巻市大迫町内川目)の例大祭本宮
神事10:00〜
みこし行列11:00〜
奉納神楽13:00〜16:00
12月17日
早池峰神社(岩手県花巻市大迫町内川目)、岳神楽舞納め
その他
歳末には民家の座敷を舞台としても行われる
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
花巻市商工観光部観光課 TEL:0198-24-2111 
早池峰神楽(民俗芸能)大償神楽
早池峰神楽は大償(おおつぐない)と岳(たけ)の2つの神楽座の総称である。大償に早池峰山の修験先達をつとめた山陰家から伝えられたという。長享2年(1488年)の神楽伝授書があることから、その時代にはすでに神楽が存在していたことになる。大償神楽の伝承されている大償地区は、岳より12kmほど下流に位置し大償神楽は地区内にある大償神社の奉納神楽である。早池峰開山の祖といわれる田中兵部が建立した田中明神の神主より大償の別当家へ伝えられたものといわれている。岳神楽と大償神楽は、舞の種類に多少の違いがあるものの、筋運びはほとんど同じであるが、舞で使用される山の神の面が、大償神楽では「阿(あ)」、岳神楽は「吽(うん)」の形をとっていることから、両神楽が「阿吽(あ・うん)」で対を成しているといわれている。
1月2日、大償神楽舞初め
神楽の館(岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2)
4月下旬、大償神楽春の舞
神楽の館(岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2)
9月中旬、大償神社例大祭
神楽の館(岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2)
12月第3日曜日、大償神楽舞納め
神楽の館(岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2)
その他
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
花巻市商工観光部観光課 TEL:0198-24-2111
012 田植に関する習俗(風俗慣習)
013 南部のオガミサマの習俗(風俗慣習)
岩手県北部ではイタコ、同県南部ではオガミサマと呼ばれる盲目の巫女たちが、古くから口寄せ・加持祈祷・卜占を業として来たが、その多くは高齢に達し、後継者もなく、その習俗は衰滅にひんしている。これらの巫女の習俗は、東北地方の民間信仰を知るうえで貴重なものとして注目されている。
014 南部の酒造習俗(風俗慣習)
岩手県稗貫郡石鳥谷町周辺は、南部流杜氏発祥の地と言われている。ここの杜氏は、東北地方を中心に四国地方にまで足跡を残しており全国的に著名である。
015 煤孫の大乗神楽(民俗芸能)
東北地方一帯にはもと修験の人々によって演じられた山伏神楽が伝承されてきているが、この中でも北上市、和賀郡の周辺に伝えられている神楽を大乗神楽と称している。
016 北上山地の畑作習俗(風俗慣習)
岩手県の北上山地は、我が国でもヒエ作の卓越する地域として知られており、又、かつて盛んに焼畑が行われた地域の一つであり、焼畑の経営方式にも顕著な特色がみられた。農耕儀礼も含めて、この地域の畑作の技術・習俗について記録するものである。
017 毛越寺の延年(民俗芸能)
法会の後に催される歌舞を総称して「延年」と言いう。毛越寺に伝承する「延年の舞」は、慈覚大師の開山以来連綿として行われてきた天台宗の常行三昧の修法とあわせて、国の重要無形民俗文化財に指定されている。一月の岩手は雪が多く、雪一面の毛越寺境内の常行堂で、毎年1月20日に摩多羅神の祭礼(二十日夜祭)が行われる。これは、平泉駅前に集合した厄年の老若男女が、雪の夜道を松明を先頭に常行堂まで行進し、仏前に大根や白菜などの野菜をささげる献膳行事である。赤いねじり鉢巻をした裸の若者の勇姿は、春の訪れを感ぜざるをえない。
毎年1月20日
(場所)毛越寺の常行堂(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
毎年5月(春の藤原まつり)

(場所)毛越寺延年舞台(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
毎年6月(あやめ祭)
(場所)毛越寺延年舞台(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
毎年9月(萩まつり)
(場所)毛越寺延年舞台(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
毎年11月(秋の藤原まつり)
(場所)毛越寺延年舞台(岩手県西磐井郡平泉町字大沢)
<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
毛越寺事務局  電話 0191-46-2331 
 
018 木地屋の生活伝承(風俗慣習)
019 陸中沿岸地方の廻り神楽(民俗芸能)
これは権現様(獅子頭)を奉持して行われる東北地方に広く分布する獅子神楽の一つであるが、陸中沿岸地方のそれは、年の初めに、かなりの広域を長期にわたって巡業して廻村する点に特徴をもっている。
020 陸中沿岸地方の神子舞(民俗芸能)
岩手県の陸中沿岸地方には神子と記される巫女がおり、オシラサマ遊ばせ、春祈祷、神社祭礼での湯立託宣、病人祈祷、憑きものおとし、葬式後のあと清めの祓いなどを執り行い、当地方の人々の種々の信仰生活に深く関わってきた。
県指定無形民俗文化財 24件
001 鹿踊り
002 火防祭の「屋台囃」
003 しし踊り
004 江刺市梁川金津流鹿踊
005 早池峰大償流土沢神楽
006 早池峰岳流石鳩岡神楽
007 春田打
008 黒森神楽(民俗芸能)
文治4年(1188)4月、平泉高館自害の1年前、義経は影武者の杉目行信を残してひそかに平泉を脱出して、黒森山で3年3ヶ月にわたり「大般若経」を書写し祈願したとの伝説が残っている。「黒森」は「九郎森」から転じた名である。この黒森山の中腹にある黒森神社の神霊を移した権現様と呼ばれる獅子頭をいただいて、黒森神社祭礼や、1月から3月にかけて陸中沿岸を巡行し、地域の家々を訪れ、太鼓と笛、手平鉦の伴奏によって、門口などで家内安全や豊作・豊漁、厄払い、供養などさまざまな願いに応じて舞い、夜には地区の民家の座敷などで、儀式的な演目や筋のある演劇的な演目などを演じる神楽である。黒森神社を基点として、北は久慈市まで(北廻り)、南は釜石市まで(南廻り)を、一年おきに廻村祈祷している。この神楽は、古くは地元の修験・山伏の先導によって、黒森神社の別当が主催したものであるので、神楽の儀礼の中に修験色を色濃く遺している。

7月第3日曜日
黒森神社(岩手県宮古市山口)祭礼
1月から3月にかけて
陸中沿岸を巡行する
その他

<問合せ先>日時は変更・中止になる場合あり。ご確認下さい!
黒森神楽保存会 
TEL:0193-64-2755


009 菅窪鹿踊・剣舞
010 鴨沢神楽
011 道地ひな子剣舞
012 煤孫ひな子剣舞
013 大宮神楽
014 上鹿妻念仏剣舞
015 倉沢人形歌舞伎
016 広瀬人形芝居
017 根反鹿踊り
018 舞川鹿子躍
019 気仙町けんか七夕祭り
020 夏井大梵天神楽
021 花巻の山伏神楽
022 和賀の大乗神楽
023 久田鹿踊
024 三ヶ尻鹿踊
県選択無形民俗文化財 0件
市指定無形民俗文化財 調査中
001 鬼柳鬼剣舞
002
町村指定無形民俗文化財 調査中
市町村選択無形民俗文化財 調査中
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